今月のテーマ 13B(315)

今月のテーマ足回りです。

足回りには大きく分けて3種類から構成されています。

まず、サスペンションです。サスペンションは固さを調整することができ、固くすると走行時の安定性がまし、柔らかくすると乗り心地がよくなります。

サスペンションには大きく分けると2つ種類があります。

1つ目は車軸式で左右のタイヤがまっすぐ繋がっているもので、耐久性が高く、安い一方で左右が繋がっているため、乗り心地は悪くなります。

2つ目は独立式で左右のタイヤがそれぞれ独立しているため、路面へ追従して動くため乗り心地がよく、操縦性も上がります。

 

次に、タイヤとホイールです。

タイヤは走る、止まる、方向を変える、車体を支える、乗り心地を良くする役割を担っています。車はタイヤと地面との摩擦を利用して進んでいるため、ハイグリップタイヤにすれば走行と制動性能が上がります。また、タイヤには扁平があり、扁平が上がればクッション部分が多くなるため乗り心地はよくなりますが、コーナーでの性能は落ちます。反対に扁平を下げれば乗り心地は悪化しますが、コーナーでの性能は上がります。

ホイールの役目はタイヤに動力を伝える役割があります。また、ホイールには鉄チン(スチール)ホイール、アルミホイール、マグネシウムホイールがあります。ばね下荷重は軽い方がいいのでもっとも適しているのはマグネシウムホイールですが、衝撃や塩分などによる腐食に弱く高価であるためあまり普及していない。そのため、軽さでは負けるもののコスパのよさからアルミホイールが広く普及している。

 

最後はブレーキです。足回りのブレーキにはディスクブレーキとドラムブレーキがあります。

ディスクブレーキは放熱性に優れており、また、水や埃が取り除きやすくなっています。放熱せいのよさからブレーキフルードが沸騰することで効きが悪くなるフェードが発生しにくくなります。総合的に見て安定しているが、パッドの磨耗が激しいという欠点もある。

ドラムブレーキは放熱性で劣り、ブレーキ内が浸水した場合制動力が落ちるという欠点がある。一方で安価に作ることができる。また、放熱性の悪さも高速走行をしなければ問題にはならず、パーキングブレーキなどで車をロックする用とで優れているため最近の車にはインナードラムを装着しているものもある。