先月のお題

どうも13B(315)です。もう8月になってしまいましたが、7月のお題について書いていきたいと思います。

皆さんのオイル選びの基準はなんでしょうか?値段やメーカー推奨、ブランドなど選び方は人それぞれだと思います。

そもそも、エンジンオイルの役割はエンジンの冷却や潤滑以外にもあります。エンジンは1分間に何千回転もしています。そのため、摩擦熱が発生します。エンジンオイルは滑りをよくして摩擦熱の発生を押さえる働きと熱をエンジンの外へ運搬する働きがあります。エンジンオイルが入っているからといって全く金属が磨耗しないわけではありません。磨耗が進むとエンジン内のローターとローターハウジング、もしくはピストンとシリンダーの隙間が大きくなり、圧縮率が落ちます。圧縮率の低下はエンジンの出力低下を生みます。エンジンオイルの油膜がその隙間を埋めることにより出力のていかを押さえています。油膜の役割はそれ以外にもあります。金属に油膜が張られることで空気が金属と接触しないため錆びにくくなります。錆が発生すればエンジンの寿命は縮みます。また、エンジンを冷却する際にオイルは循環します。オイルが循環することでエンジン内のスラッジを吸着し、エンジン内の洗浄を行っています

エンジンオイルの役割は大きく分けて上記の5種類があります。

エンジンオイルを大きく分けると、鉱物油、部分合成油、化学合成油の3種類になります。

鉱物油は原油を蒸留して作られるオイルで、不純物が多く含まれています。酸化しやすく、始動性、耐熱性が悪くこまめに交換しなければならなオイルです。しかし、種類の中でもっとも安いオイルになります。

部分合成油は鉱物油の苦手としている酸化速度と低温自の始動を補うために化学合成油を20%以上鉱物油に混合したものです。

化学合成油は原油の不純物をありとあらゆる方法で可能な限り除去したものです。耐火性、始動性が高く蒸発しにくく、値段がとても高いのが特徴です。

化学合成油をいれればどんなエンジンも最大限のスペックを発揮できるかと言えばその限りではありません。

例として、クラシックカーなどの化学合成油が発明される以前の車にいれてしまうとエンジントラブルに繋がってしまいます。化学合成油の分子構造は非常に細かく均一になっています。一方で鉱物油の分子構造は大きく不規則な大きさになっています。クラシックカーのガスケットは紙やコルクなどの繊維質でできているため化学合成油をいれてしまうと浸透してオイル漏れの原因となってしまいます。

例が少し極端ではありますが、必ずしも化学合成油がいいというわけではありません。

調べてみた感じでは、車をいじることが趣味の人は化学合成油をいれ、趣味ではが頻繁に使う人は部分合成油で、車は動けばいいと考えている人は鉱物油といっった印象を受けました。(クラシックカーなどの例外は除く)